#199 2月18日(土)放送
☆特集:花粉症対策


ゲスト: 産業労働局 ◆ 岡田 義之さん 
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 今年もやって来た、「花粉症」の季節…。首都圏では4人に1人が花粉症で苦しんでいるといわれています。東京都は、花粉症対策を総合的に推進していくため、「花粉症対策本部」を設置し、全国で初めて対策に取組んでいきます。

【花粉症が増えた原因と現状】
 東京都でも花粉症は昭和50年代後半から増えだし、特に多摩地域では年々増えています。
 これは、花粉の発生源である多摩の森の状況に大きく関係します。戦中・戦後から昭和50年頃まで住宅資材などに必要なスギ・ヒノキなどの造林が積極的に行われました。
 戦中から戦後にかけて植えられたスギ・ヒノキの8割が30年以上経過しています。
 スギ・ヒノキは約30年以上育つと、大量に花粉を撒き散らす性質があります。このため、昭和20年代から計算して30年後の昭和50年代頃から、花粉が増加し、花粉症患者も増加しました。
 その一方で、木材は40〜50年育たないと、伐採・利用ができません。また、昭和40年代から外国からの木材の輸入の増加などによる価格競争の激化、伐採後の搬出費用などのコスト増から、日本の林業が厳しい状況に置かれ、伐採や手入れ行き届かず、荒れた山になっていることが多いのが現状です。
【東京都の対策】
○ 花粉発生源対策 東京都では、花粉症の原因となるスギ花粉を減らすために花粉の少ない森づくりを目指します。
(1) 花粉の少ないスギへの転換
 既に開発されている「花粉の少ないスギ」などに植え替えていきます。
 当面の10年間で、1200haのスギを植え替えていきます。
 これにより多摩のスギ花粉を2割削減させます。その範囲は、段階的に順次拡大させ、100年後には多摩の森全てを花粉の少ないスギへの転換を目指しています。
(2) 林業生産コストの低減と流通拡大
 利用可能にもかかわらず、伐採が進まず放置されたスギ・ヒノキなどの需要拡大・流通拡大を図ります。
 まず森林作業のための道路の整備、木材の流通を円滑化するための施設整備、生産コストの低減化に取組みます。
 そうすることで植え替えを進め花粉の少ないスギ林への転換や林業の活性化を図ります。また、都民の方々や企業などに、木材の活用を呼びかけています。東京都桧原村では、学校教室の床や壁、天井などにスギやヒノキを使った取り組みを行っています。木は、落ち着きと安らぎをもたらすほか、湿度を自然と調整できるため、快適さを感じられると好評です。
(3) 周囲の自治体との連携
 花粉は10キロから300キロの距離を飛んでいくため、東京を囲む関東各県と、連携・協同しながら、花粉の少ない森作りを目指していきます。

■詳しくは・・・
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kanho/chousa/kafun-g/kafun/index.html

   


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