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「職員会議で挙手・採決禁止」 都教委の通知に現職校長が異議

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2008年8月4日


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 東京都教育委員会がおととし出した「職員会議での挙手・採決禁止」の通知に対し、現職の都立高校の校長が異議を唱え、公開討論を求める記者会見を行いました。
 会見を開いたのは都立三鷹高校の土肥信雄校長です。会見で土肥校長は「活性化してより活動的な学校にしたいと思うが、そういうことが(この通知で)現実になくなってきているというのが今の都立高校の状況」と訴えました。
 都教委はおととし4月「校長が自らの責任で行う意思決定に影響を与える」として、職員会議で教職員による挙手や採決を禁止する通知を出しています。土肥校長は「この通知で教育現場に言論の自由がなくなってきている」と通知の撤回を求めていて、「どちらが正しいか社会に判断してもらいたい」と、都教委に対して公開討論に応じるよう求めています。
 会見に同席した教育評論家の尾木直樹氏は「都教委の通知は極めて非常識」と指摘しています。尾木氏は「英知を集める職員会議の場に全くふさわしくないもの。教職員の豊かな発想や多様な意見を封じ込めてしまって、校長のリーダーシップそのものを発揮できなくさせてしまう。創造的な教育の可能性をつぶすものであって、学校を事務的なお役所にしてしまう心配さえある」と話しています。
 一方、都教委の担当者は「校長先生も組織の一員であり、あくまで組織内部の話。公開の場で討論するべきものではないと考えている」と話しています。