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きょうは自殺予防デー 絵本で学ぶ「命の大切さ」

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2008年9月10日


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 きょう9月10日は2003年に定められた「世界自殺予防デー」です。自殺予防デーはWHO=世界保健機関が自殺防止の行動を促すことを目的に制定しました。杉並区の小学校では子どもたちに命の大切さを知ってもらおうと、絵本を使った「いのちの授業」が開かれました。
 杉並区は5月と9月を「自殺予防月間」として、区内の学校で「いのちの教育」に取り組んでいます。区立杉並第六小学校では5年生の道徳の時間を使って、絵本作家の夢ら丘実果さんが読み聞かせの授業を行いました。
 絵本は、自分に自信をなくしたホシガラスのカーくんが森の仲間に励まされて自分の魅力に気付き元気を取り戻すという物語です。夢ら丘さん自身がいじめや交通事故に遭った体験から、同じように辛い思いをしている人に元気になってほしいと、この本を手掛けました。授業を受けた子どもたちは「人はみんな1人では生きていけないということが分かりました。人が困っているときには助けてあげたい」「悩みを話したら、元気になれるということが分かりました。もしも自分がいじめられたりしてたら、迷わずお母さんや友達に話したいと思いました」などと感想を話しました。夢ら丘さんは「悩んでいる人は自分の気持ちを話さない。悩んでいる人がいたときにはそれに気がついて、声を掛けられるような優しい人になってくれるとうれしい。支えあって助け合って生きていくのが『命』なんだということを伝えたい」と話します。

 国内の自殺した人の数は去年1年間におよそ3万3000人です。80年代、90年代半ばまでは2万人台でしたが、98年以降は10年連続で3万人を超えています。きょうから1週間は「自殺予防週間」です。あすの朝8時まで都が24時間、電話で自殺の悩み相談を受け付けるなど、自殺予防に関する様々な取り組みが行われています。

*自殺予防いのちの電話(あす午前8時まで) 電話0120-738-556