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全国で広がり 「子育てタクシー」都内でも運行中

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2008年12月18日


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 赤ちゃんを連れて外出する際のサポートや子どもの送迎などを行う「子育てタクシー」が全国で広がりをみせています。都内でもことし9月に運行が始まったこの「子育てタクシー」を取材しました。
 真っ白な車体に花柄の模様。練馬区にある運送会社が9月に運行を開始した子育てタクシー、「こころタクシー」です。一般のタクシーと違う点はチャイルドシートを備えているということ。また、16人いるドライバーのうち13人が女性で、子育てに関する講習や実習を受けています。
 車内にはウエットティッシュや防水シート、エチケット袋などさまざまな小物が備え付けられています。利用は会員制。9月の運行開始当初は115人だった会員数も3カ月の間に650人になりました。予約が必要で、料金は一般のタクシー料金に予約料金の400円がプラスされます。利用客は「普通のタクシーだと子どもを連れて荷物を抱えて乗るときに当たりはずれ、対応の違いがあるのでけっこう不安なのですが、(子育てタクシーは)とても安心して利用できます」と話します。
 子ども1人での利用も3歳から可能です。親は「全く普通のタクシーでしたらまず私自身が子どもを1人で乗せることはありえない」と話します。この日は、バレエのレッスンの日。いつもはお母さんと2人で自転車で向かう道を走ります。子供が「運転手さんが女の人なんで乗りやすいです」と言うと運転手は「嬉しいですね。なるべくお話ができるように心がけています」と話しました。
 こういった子育てタクシーを運行する会社は現在、全国で56社にのぼります。しかし、都内では1社のみ。都内では駅前で停まっていたり、「空車」のマークを付けて街中を走っている「流し」が主流です。売り上げによって給料が左右されるタクシー運転手にとってチャイルドシートを付けに会社に戻ったり、乳幼児を乗せるために時間をかけることは効率の悪い仕事になるわけです。「こころタクシー」を運行する茂呂運送の吉田守泰専務は「規制緩和でタクシーも増えてきていますし、同じことやっていてというよりかはお客様が喜ばないと、存続、サービスとしての意味合いが問題化してくる」「そういうところで特化できて評価してもらえれば一番うれしい」と話します。
 この子育てタクシー、今は朝の7時から夜10時までで運行エリアも限られていますが、今後運行時間帯やエリアの拡大を目指したいとしています。