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徘徊するお年寄りを守るために

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2009年2月10日


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 認知症の高齢者が徘徊をして行方が分からなくなった時、いかに早く保護するかは家族にとって切実な問題です。こうした中、練馬区では住民や行政、警察が一体となったネットワーク作りに取り組んでいます。

 お年寄りの徘徊は、交通事故や犯罪に巻き込まれる恐れもあります。その解決策の一つが地域住民、行政、警察・消防が連携して情報を共有する「徘徊SOSネットワーク」で、町田市など都内の他の自治体でも取り組みが始まっています。練馬区も新年度からこのネットワークを作る予定で、きょう模擬訓練を行いました。行方不明のお年寄りが出た家族はまず警察と区の窓口に通報します。担当者は体型や髪型、服装などを詳しく聞き取ります。そしてあらかじめ登録された協力者にファックスと携帯メールを使ってお年寄りの特徴を連絡します。
お年寄りの徘徊は、かつての勤め先や家があった場所など、本人と関わりのある場所が多いということで、それを区が事前に家族から聞き取っておくことも必要だということです。
 徘徊が始まって30分、協力者に登録されている女性がお年寄り役を発見しました。発見者は「(お年寄りの)特徴の書いてある紙を記憶していたのでたまたま見ていたら、ということ」と話しました。110番を受け最寄りの交番がお年寄りを保護しました。練馬区福祉部の紙崎修参事は「警察、消防と地域を結びつけるのは民間ではなかなか難しい。連携の作業は自治体がやらなければならない」と話します。
 区は新年度からの運用を目指し連絡方法などを検討するとともに、登録者への研修会や認知症への理解を深めるPR活動などを行うことにしています。