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観光客1000万人達成へ 外国人に新しいガイドサービス

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2009年11月12日


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 政府が2010年度までに日本を訪れる外国人旅行者を1000万人にすることを目標に行われている『ビジット・ジャパン・キャンペーン』で、東京でも観光客を誘致しようとさまざまな取り組みが行われています。

 ことし1月から6月に日本を訪れた外国人の数はおよそ310万人で、政府が掲げる1000万人という目標の3分の1程度にとどまっています。
 ことし10月に行った調査によると、外国人観光客が日本を旅行中に不便だと感じたことの上位に、案内板などの外国語表示が少ないことや言葉が通じずコミュニケーションがうまく取れないことなどが挙げられています。外国人観光客の中には「時々言葉の壁を感じる。例えば地下鉄に乗る時、運賃がいくらか知りたくても英語表記がないから誰かに聞かないとならない」と話す人や「日本人は英語を話さないわね。標識ももっとあるべきだし、番地も全然書いてないわ」と話す人もいます。
 こうした状況を改善し、より快適に旅行を楽しんでもらおうと外国人向けの新しいガイドサービスが次々と生まれています。旅行会社・JTBビジネスイノベーターズでは訪日外国人の7割を占めるアジア人の多くがショッピングを目的としている点に注目しました。渋谷や銀座などの都内有数のショッピングエリアだけを掲載したフリーペーパー『東京ショッピングガイド』を発行しました。担当者は「意外にショッピングに関する媒体がなくて、かつアジアからの観光客が増えている中、アジアの人に分かる言語で書かれたものがなかったので、これはいけると思った。旅行に来てくれた人が国に帰った後に、こういった面白い所があったとか、こんな楽しいお買い物ができたといった口コミで拡大していけるような作り方を今後していきたい」と話します。情報は2種類の中国語と韓国語で表記され、店舗スタッフのコメントも掲載するなど見やすくて面白い紙面づくりを心掛けています。これまでに9万部を発行し主に中国と韓国の旅行会社で配布されているほか、都内のホテルなどでも手に入れることができます。
 渋谷駅のすぐ隣に位置し外国人宿泊客も多いエクセルホテル東急でも新しいサービスを導入しています。9月から試験的に貸し出しを始めた『UPガイド東京』は、ヘッドホンについたモニターで渋谷や浅草などの有名スポットを見ながら英語の音声ガイドを聞くことができます。実際に渋谷で外国人観光客に試してもらうと「これがあればどこへでも行けるし、面白い話が聞けるし、とても驚いた。ガイドブックだと手がふさがるけれど、これだと頭に装着して手が空くから自由に歩き回れるし、荷物も持てる」といった声が聞かれました。利用者は徐々に増えているといいます。渋谷エクセルホテル東急の内村ゆかりさんは「新しい機材ということで大変興味を示されている一方で、コンテンツを増やしてほしいというリクエストもいただいている」と話します。開発側は技術立国としても『UPガイド東京』の普及に力を入れていきたいとしています。貸し出しは今月末まで行われる予定です。
 来年度末までに1000万人の目標達成を…。政府は2010年を「ビジット・ジャパン・イヤー」とし、観光大国を目指して民間企業とともに外国人旅行者の招致活動により一層力を入れていく予定です。