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「ここだけ」の情報発信 大学生が地元ワンセグ放送に挑戦!

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2010年1月12日


動画
 今、売られている多くの携帯電話には、テレビ放送を見ることができる『ワンセグ』機能が付いています。TOKYO MXでもワンセグの放送を行っていますが、三鷹市ではこの携帯電話のワンセグ機能を利用し、大学生が狭いエリアで情報を発信する、ある実験が行われています。

 今回、大学生が制作した番組は携帯電話のワンセグ向けに放送されていますが、テレビ局の放送とは決定的に違う点があります。それは、発信ポールからわずか半径1メートルの範囲内だけで見ることができるという点です。
 これは、産・学・官でつくる三鷹ネットワーク大学が中心となって行っている実験です。三鷹駅南口など市内2ヵ所に設置されたアンテナからは商店街や観光スポットの情報が放送されていて、商店街からは「活性化につながる」と期待の声が上がっています。太田ふとん店の太田秋男さんは「動画をうまく使って紹介していただいているので、よく作ったなと思う」と、また山本米店の山本隆幸さんも「新しい考え方、ヒントを与えていただけるとうれしい」と好評です。しかしワンセグを見て来たというお客さんがほとんどいないということで、認知度はまだまだです。免許が必要ない微弱電波を利用した今回の実験は半径1メートルという極めて狭い放送エリアのため、市民からは浸透していません。
 そんな逆境の中で1人でも多くの人に見てもらおうと番組づくりに取り組んだのが大学生たちです。八王子市にある東京工科大学の公式インターネット放送局『インテブロ』は、これまでも企業のイベントに参加するなどして実績を上げてきた学生グループです。放送局が実際に使う器材を駆使しながら今回の番組を作り上げました。代表を務める3年生の坂下涼太さんは「学生のうちから社会に実際に出ている方とかかわって仕事ができるというのは、すべてが新しいことなのですごい勉強になる」と話します。
 三鷹にあるジブリ美術館からの帰り道に寄ってみたいお店などを紹介する番組も制作しました。坂下さんは「携帯の動画向けに作るということでテロップの文字を大きくしたり、音が無くても分かりやすいような映像にしたり、工夫をした」と話します。
 学生が制作した番組を放送するのは、三鷹市に工場を持つ通信機器メーカー『日本無線』です。日本無線の梶雅英主任は「例えば、ある施設の前で列をなして待ち時間が長い場合、何か別のコンテンツを流すことによって待ち時間を意識させないような取り組みができるのではないか」と、限られたエリアならではの放送に期待を寄せます。
 産・学・官の連携で見えてきた新たな放送のかたち――。この実験は今月15日まで行われます。