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都議補選・島部 自民・三宅氏が初当選

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2010年1月25日


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 現職の川島忠一都議の死去に伴う大島、八丈島などを含む島しょ部の都議補欠選挙の投票がきのう行われ、自民党の新人で大島出身の三宅正彦氏が民主党候補を破り初当選を果たしました。
 大島出身をアピールし川島氏の遺志を継ぎたいと訴えていた三宅氏は、八丈島を基盤にして戦った民主党の新人・池田氏に6000票差をつけて圧勝しました。当選を果たした三宅氏は「交通網の整備、社会インフラの整備、医療の向上と、まだまだ本土の方と格差があるので格差是正をしていきたい」と述べました。一方、敗れた池田氏は「川島忠一さんが25年かけてつくってきた緻密な組織・強力な支援組織は、なかなか短時間では崩せなかった」と敗戦の弁を述べました。
 今回の選挙は参院選に向けて弾みをつけようと、両党とも国会議員や都議らを続々と島に送り、総力戦を展開しました。
 自民党の圧勝は都政にはどのような影響を与えるのでしょうか。都議会民主党の大沢幹事長は「選挙に負けたからといって勢いがそがれたとは思っていない。勝っていればまた別の意味での勢いがついたとは思うが」と話します。一方の都議会自民党・川井幹事長は「(これから2月議会が始まりますが)それはまた別の問題。われわれは別の問題だと思います」と話しています。投票率は前回より3.51ポイント低い67.21%で、両候補者の知名度は低く関心の薄い選挙になりました。
 三宅氏の当選を受けての島民の反応は「分からないからね、人格そのものが。あまりなじみがないし」「(都議は)地元のもんじゃないと。池田さんは腰掛けだもん。出身地も分からないし人間も分からないしね」「川島忠一先生のように頑張ってほしいです」などといったさまざまな声が聞かれました。
 島民の誰もが知っていた川島氏の存在…。弔いの意味を含め、三宅氏の票は予想よりも伸びました。9つすべての町村で自民党の票が民主党を上回り、あらためて自民党の組織力が全島に及んでいることが明るみになった戦いでした。一方、著名な国会議員を島に送り政権与党であることをアピールした民主党ですが、地元にこだわる島民には声が届きませんでした。
 当選から一夜明けて、三宅氏は「まだ実感はない」と話しながらも緊張した表情を見せ、「この先の責任の重さを一番感じています。もっと頑張らなくちゃいけないと思っています」と述べました。あと1ヵ月後には都議会の2月議会が始まります。