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青少年健全育成条例改正案めぐり 漫画家らが規制強化に抗議

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2010年3月15日


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 東京都が児童ポルノの規制のために今議会に提出した都青少年健全育成条例の改正案をめぐり、漫画やアニメなどに対する表現規制つながるものだとして抗議する漫画家や出版関係者が都議会民主党に意見を申し入れました。
 条例に反対しているのは多くの有名漫画家や業界関係者などです。改正案では「反社会的な内容を肯定的に描写したもの」などを不健全図書に指定するなどとしています。関係者は「定義があいまいなままでのポルノ規制」「『実在しない青少年』の性を描写した漫画」などの規制は表現の自由にかかわるものだと問題視しています。記者会見では未成熟に見えるキャラクターを描写するのが日本のアニメの魅力なのでその規制は業界の発展に大きな影響があることや、業界ですでに自主的な規制を行っていることなどが主張されました。会見で漫画家の里中満智子さんは「表現にかかわることを規制するのは実に重大な問題。もっと慎重に考えてもらわないと恐ろしい世の中になる」、永井豪さんは「一方的に18歳未満が駄目だと規制されてしまうと、かえってゆがんだ人間、変質者ばかりが増えると思っている」と述べました。
 この条例改正に対しては、社団法人都小学校PTA協議会が都議会の各会派に成立を求める緊急要望を行いました。条例改正案については、19日の都議会総務委員会で議題に上ります。