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参院選まで3ヵ月 わが党こそ『第3極』 新党で混戦の兆し

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2010年4月13日


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 3ヵ月後に行われる夏の参院選を見据え各党が動き始めています。「民主でもない」「自民でもない」そんな『第3極』を目指す動きが活発化しています。
 先週土曜日、平沼元経済産業大臣や与謝野元財務大臣らが新党『たちあがれ日本』を旗揚げしました。「政治生命のすべてをかけて他のことは考えずに尊いこの日本のために汗をかいていかなければならない」「私どもは反民主・非自民として国民のために戦ってまいりたい」と語る両氏。
 この動きに続くかのように杉並区の山田区長や前横浜市長の中田氏も近く地方の首長らを中心とする新党を結成する予定です。山田氏は「首長としていわば地域の経営者として実績のある人間たちが集まって、国の改革に乗り出す」といいます。
 ――民主党でもなく、自民党でもない。新しい『第3極』を目指す動きが活発化しています。
 その『第3極』の先陣を切るのは、去年8月に結成された『みんなの党』です。「みんなの党が政治に魂を吹き込むことができれば日本は間違いなく復活する」と語るのは渡辺喜美代表。
 共同通信の世論調査でみんなの党の支持率は9.6%と、民主党、自民党に次ぐ3番目の高さで、公明党や共産党を上回りました。民主、自民、みんなの党、それぞれの推薦候補が出馬し三つどもえの構図となった多摩市長選挙でもみんなの党の推薦候補は当選した民主党の推薦候補に次ぐ票を獲得し、その差はわずか1500票でした。渡辺代表は相次ぐ新党結成の動きについて「第3極を名乗りながらどこかの補完勢力をやっている。自民党の補完勢力であったり民主党の補完勢力であったり。こういうものは第3極の名に値しない『偽装第3極』。こういう偽装勢力とみんなの党は違う」と述べ、一線を画しました。
 公明党の高木陽介東京都本部代表や山口那津男代表も「どこが本当に真の第3勢力なのか。それはまさに私たち公明党」「2大政党に飽き足らない民意を受け止める力を持っているのは国民目線に立った公明党」だとして、地方議員の多さを挙げて違いを強調します。
 共産党の志位和夫委員長も新党結成の動きを「早く出た(離党した)のがみんなの党。最近出たのが与謝野さんの党。出る時期は違うけれど、共通しているのはみんな自民党政権の大臣だった人ではありませんか。反省なしに新しい政治を担わせるわけにはいかない」と批判します。
 この夏に行われる参議院議員選挙で改選数5の東京選挙区は相次ぐ新党立ち上げの動きを受け、大混戦となる見通しです。これまで民主党が現職2人、自民党が現職1人、公明党と共産党、社民党もそれぞれ1人の公認を決めています。また、みんなの党のほか、民主党、自民党それぞれがさらに1人を追加公認する方針です。その上、新党の「たちあがれ日本」と山田区長らの“首長新党”がそれぞれ候補者の擁立を模索しています。つまり、各党が方針通りに候補者を擁立すると5つの議席をめぐり、少なくとも11人がしのぎを削ることになります。
 自民党は反民主の票の分散を警戒し、一方の民主党・小沢一郎幹事長も3人目の擁立について「もう1人、われと思わん人は出ていただきたいと思っていますが」と、ややトーンを下げました。
 参院選を夏に控え、『第3極』を目指す新党の動きに今後も目が離せません。