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東京メトロと都営地下鉄 サービス、経営の一元化に向けた動き

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2010年7月30日


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 網の目にように広がる東京の地下鉄…しかし、乗換えや料金体系で不便を感じたことはないでしょうか。その不便の要因のひとつに東京メトロと都営地下鉄という2つの事業体が入り組んでいるという東京固有の事情があります。最近、この1つを2つにまとめようという動きが出ています。
 東京メトロと都営地下鉄の違いや使い勝手について都民はどのように考えているのでしょうか?都民は「都営の方が高いので安くなった方がいい」「都営には乗換えが不便」「いったん駅から出て歩いてくださいって、乗換えじゃないでしょ」「新宿行くのに都営新宿線を使っていたが210円。東京メトロ丸の内線だと160円で行けたりとか」「一つの地下鉄になった方が便利」などと話します。世界の主要都市で、複数の地下鉄事業体があるのはとても珍しいということです。
 複数の地下鉄事業の解消を声高に訴えだしたのは都営地下鉄を展開し、営団地下鉄の株を国と分け持つ東京都です。石原知事は「お役人の天下りの運営ということで非常にサービスの質が悪かった。本来ならユーザーのためにも一緒にするのが、民間だったら当然のサービスです」と話していました。実際の現場を検証しようと猪瀬副知事が九段下駅を視察しました。九段下駅は都営新宿線とメトロ半蔵門線、東西線が乗り入れていますが、都営線と半蔵門線が1つのホームを供用しているものの壁があるためにすぐに乗り換えが出来ません。壁に設けられた非常口を開けた猪瀬副知事は「都営側からメトロ側に出られます。間に合いそうもないと言って階段の上り下りしていたら間に合わない」と話し、実際に歩いてみると改札を2つ抜けてホームに下りるのに2分半もかかりました。もう1つ浅草駅では早朝、都営とメトロの連絡通路にあるメトロ管理のシャッターが開く時間が都営の始発到着よりも遅いため、乗り換えの場合はシャッターの前で10分ほど待つか、いったん地上に出て2分以上歩かなければなりませんでした。この問題は先月、都側が申し入れ、メトロでは先週23日からシャッターを開ける時間を繰り上げて解決をみました。シャッター問題では、利便性向上のためのメトロと都営の協力がみられました。サービスの向上と2つの事業体の統合について交通経済に詳しい東京女子大学の竹内健蔵教授は「直接利用者が感じる利便性が改善できるのはいいこと。経営の自由度の高い会社の組織を作りあげ、より良いサービスを運営するに当たって一元化が大事であるならばそれをやるという道筋が順序だと思う」と話します。
 都と国は来週、8月3日に地下鉄一元化などの初協議を行うことになりました。サービスの統一から経営の統合まで東京の地下鉄の進展はあるのでしょうか。