TOKYO MX NEWS
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地元の特徴生かし 福生発・B級グルメが登場!

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2011年2月8日


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 先月のTOKYO MX NEWSで多摩地域ではことし、B級グルメが次々と登場するとお伝えしました。
 東村山市で人気の「黒焼きそば」に続けと地域の特徴を生かしたB級グルメが続々と登場していて、前回は狛江市で来月中の完成を目指している市内産の野菜を使った「こま丼」を紹介しました。今回は福生市で注目のB級グルメです。

 市の3分の1を横田基地が占める福生市ならではのアメリカンな食べ物として考え出されたのが『福生ドッグ』です。福生ドッグは市内に2つあるハム工場が作る専用ソーセージを使うのが条件ということで、ソーセージが作られる様子を見せてもらいました。大多摩ハムのソーセージは都の畜産試験場で改良された豚、TOKYO-Xが使われていますが、ポイントはサイズで、長さは16センチ、直径は2.3センチになるように詰めています。長さ16センチは市内を走る国道16号線にちなみ、直径2.3センチは福生(2.3)の語呂合わせです。工場の隣には直営のレストランがあり、出来たての福生ドッグが食べられます。ソーセージを2分ほどボイルしベーコンと一緒に焦げ目が付くまで焼き上げると、大多摩ハムオリジナル福生ドッグの完成です。出来たての福生ドッグはソーセージの味がしっかり出ていてベーコンまで楽しめるとてもぜいたくな一品です。大多摩ハムの小林和人社長は「1日に20〜30人の方が召し上がります。東京の名物、日本の名物の1つになってほしい」と話します。
 福生ドッグの生みの親は福生市商工会の山崎秀樹さんと福生市役所の山上高広さんの2人です。市内を散策するときに気軽に食べてもらおうと、国の補助金を利用して企画しました。山崎さんは「福生の町をもう一度元気のある町にしたい。少しずつ近づいているのかな」と話し、山上さんは「責任の重さはひしひしと感じているが、その責任に負けることなく頑張っていきたい」と話します。
 2人の頑張りが功を奏し、現在、福生ドッグは市内の10店舗で販売されています。店ごとに工夫を凝らし、サルサソースやミートソース、生地にトマトピューレを練り込んだものや、麦の風味を生かしたパンを使ったものが登場するなど、さまざまな味を楽しむことができます。
 また、福生ドッグを販売するのはパン屋さんだけではありません。市内にある「小料理ひとよ」では和風ねぎみそ味とドライカレー味の福生ドッグを販売しています。小料理ひとよの南淳子さんは、居酒屋さんで福生ドッグを出すことについて「みんなと一緒に福生を盛り上げたいと思って」と話します。
 今月3日、福生ドッグを補助金や助成金に頼らないご当地グルメにしようと、生みの親である山崎さんと山下さんによって「福生のまちのホットドッグとしてみんなから愛されるものでなければならない」と、“独立宣言”が行われました。
 関係者の協力で歩み始めた福生ドッグですが、去年から試験販売をしているにも関わらず、「ドッグ?」「分からないです」「(人間ドックのような)病院みたいな?」と、市民にいまひとつ浸透していないのが悩みどころです。
 果たして福生ドッグは将来、地元に根付いたご当地グルメになるのでしょうか。市と商工会では新たな販売店を募集していて、夏までに23店舗での販売を目指しています。