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東京大空襲から66年 上野で慰霊式典

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2011年3月9日


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 1945年3月10日の東京大空襲からあすで66年となります。これを前にきょう、上野で慰霊式典が行われました。
 一晩にしておよそ10万人が亡くなったとされる東京大空襲からあすで66年です。上野にある慰霊碑の前では、幼い頃に両親や兄弟を東京大空襲で亡くし、6年前に私財を投じてこの慰霊碑を建立したエッセイストの海老名香葉子さんらが出席して供養式が行われました。海老名香葉子さんは「親族を含めると18人もが3月10日、2時間の間に死んでいってしまったんです。少しでも若い人たちに伝えて、あの悲しみが永久に忘れることなく二度と戦争が無きよう、みんなが平和で暮らしていきたい。そう願ってやみません」と訴えました。
 この後、上野公園内にある平和の母子像「時忘れじの塔」でも記念式典が開かれ、戦争を体験した高齢者の他、地元の中学・高校の生徒なども参加して平和への思いを新たにしていました。参列者は「電線が垂れ下がっている下を通ったり、あちらこちらに亡くなった方がいた。水道管が破裂して水がシューシュー出ている。そんな中を父の洋服の後ろをつかまって下を向いて歩きました」「東京の空が真っ赤になった。勝ち負けにかかわらず、もう戦争はやりたくない。そういう思いが強いですね」などと話していました。
 今では当時を知る人も少なくなりましたが、海老名さんは命ある限り戦争の体験を後世に語り継いでいきたいと話していました。