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建築専攻の大学生ら 被災前の街並みを模型で再現

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2011年10月26日


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 東日本大震災で大きな被害を受けた地域を模型で再現しようと建築家を目指す学生が制作に取り組んでいます。復興への再スタートにつなげたいと学生らが企画したもので、来月2日から始まる展示会に向けて仕上げの段階に入っています。
 この企画は神戸大学や日本大学など全国13の大学の建築を専攻する学生およそ60人が、地震と津波で失われてしまった街並みを模型で再現し復興につなげようというものです。大きな被害を受けた岩手・宮城・福島の3県から14の地域を選び出し、それぞれの地域を500分の1のサイズ=1メートル四方の模型にしています。民家や工場、電柱など震災前の街の様子が忠実に再現されている模型には、あえて色が付けられていません。これは、自分の日常に置き換えてもらいたいという思いが込められているということです。プロジェクトに参加している神戸大学大学院生で学生リーダーの坂本知世さんは宮城県気仙沼市鹿折地区の模型について「海からだいぶ離れているんですが、駅のそばに大型のタンカーが乗り上げてしまったり、ホテルの目の前にも大型の船が乗り上げてしまったり、結構(被害で)有名な地域」だと説明します。また、同じく神戸大学大学院生で学生リーダーを務める片岡憲男さんは「色を無くし抽象化することでわが街にも起こり得るという面を喚起させた。自分のこととして見ていただければ」と話しています。
 これらの模型は来月2日から港区のTOTOギャラリーで開かれる展示会で見ることができます。