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自転車事故を減らそう 自転車安全ルート推奨マップ

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2011年11月10日


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 東日本大震災以降、通勤や通学に自転車を利用する人が増えたのに伴い、都内では自転車事故が増加しています。警視庁は交通安全を守るため独自の取り組みを始めました。
 東日本大震災当日、都内は交通機関がまひし、多くの帰宅困難者であふれ返りました。こうした経験から通勤や通学に自転車を利用する人が増え、自転車事故が増加しています。警視庁によりますと、ことしの上半期の自転車事故の件数はおよそ1万件です。その多くは自動車やバイクとの衝突事故ですが、自転車とぶつかり歩行者が死亡する事故も2件発生しています。警察庁は先月、自転車は原則的に車道を走行し、幅が3メートル以上ある場合にのみ例外として歩道の走行を認めるという総合対策を発表しました。これを受け、警視庁では危険走行の取り締まりを強化しているほか、自転車専用通行帯の整備も推進しています。
 さらに警視庁独自の取り組みとして自転車安全ルート推奨マップの作成に乗り出しました。これは各警察署が主要駅周辺などで多くの人が利用し事故が起こりやすい自転車ルートに代わり、より安心して走れる迂回ルートを紹介するものです。たとえば渋谷駅から都立第一商業高校まで走る場合、国道246号線を通るルートを『通常ルート』、JR山手線の線路沿いを走って区立鉢山中学校の横を上っていくルートを渋谷署では『推奨ルート』としています。通常ルートは左車線にずらりと並んだ駐車車両があり、自転車は駐車車両と通行車両の間に挟まれて非常に危険です。また、道幅が狭く交通量の多い道もあります。一方、渋谷署が推奨するルートはJR山手線沿いの一方通行の道は大通りから少し横に入るだけで車の通行量が少なく歩行帯も整備されているため、自転車は安心して走ることができます。また、中央線がある幅の広い道路なども選ばれています。
 誰でも安心して通れる道へ――。歩行者、自転車、そして自動車の安全を考えた安全ルート推奨マップは今後、警視庁のホームページで順次発表される予定です。