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どうするごみ問題 小金井市長選挙に4人が立候補

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2011年12月14日


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 ごみ処理をめぐる混乱で前市長が辞任したことに伴う小金井市長選挙が11日に告示されました。元市長と新人の合わせて4人が立候補し、論戦を繰り広げています。
 ごみ処理をめぐる混乱で佐藤前市長が辞任した小金井市――。2007年に閉鎖した二枚橋の処理場跡地に新しい施設を建設する計画でしたが、敷地を共有する調布市と府中市の同意が得られず、計画は事実上凍結しています。今回の選挙は自前の処理施設がない中でごみ問題をどう解決するかが最大の争点です。
 前市議の斎藤康夫候補は「根本的原因をつくったのは元市長の稲葉氏だ。12年間小金井市政を行いながらごみ問題解決どころか混迷を極めている」と訴え、今回の選挙にも立候補している稲葉元市長を強く批判し「ごみ問題を混乱させた」と反稲葉を前面に打ち出しています。ごみ問題への取り組みについては稲葉市政時代に方針が決まった二枚橋跡地への新施設建設が可能かどうかをまず判断し、1年以内に市内に建設場所を確保するとしています。また、斎藤氏は「二枚橋の焼却場の跡地、調布・府中の皆さんは小金井市が使うことにまだご理解いただいていないが、私が市長になれば再度確認する。できないということであれば、私自身が判断して別の場所ということで進んでいきたい」と述べています。
 元自治官僚の野村隆候補は「小金井市政を根本的に変えていくためには新しい視点が必要。組織を動かし、考えを一歩一歩現実化していく。そのような行政マンとしての能力が市長選挙では問われている」と訴えます。野村氏は大学教授や横粂勝仁衆院議員の政策秘書も務めてきました。選挙戦では衆院議員の鳩山邦夫氏や前横浜市長の中田宏氏も応援に入りました。ライフワークだという地方自治のノウハウを生かして、3ヵ月以内に処理施設の候補地を絞り込むと訴えています。野村氏は「自前の処理場をきっちりと持つように本格的に取り組むべき。さまざまなノウハウも蓄積しているし、その間培ったいろんな分野での人脈もある。それらをフルに駆使すれば必ずや小金井の問題は解決できる」としています。
 元市長の稲葉孝彦候補は「他市との信頼関係、これがごみ問題を片付けていくためにはどうしても必要。そのために私はもう一度立ち上がった。どうか皆さん力を与えていただきたい」と訴えます。自民・公明推薦で、民主・社民からも地域支部レベルで支持を受けています。第一声では八王子や府中など多摩地区の6つの市と2つの町から首長が駆けつける中、周辺自治体と太いパイプがあると強調しました。二枚橋への新たな処理施設の建設を基本に来年度中に方針を決める考えです。稲葉氏は「結果的に市長時代に結果が出せてないのは事実。しかし、積み上げてきたものがあるし今まで不安になるようなことはなかったわけで、今年度も計画は立っていた。市長が交代して全部白紙に戻ったが今までやってきたことをこれから積み上げていってできるだけ早く解決したい」と訴えています。
 共産党が推薦する共産党地区委員長の小泉民未嗣候補は「数ヵ月先のごみ処理の見通しが立たない。こういう中でこれまでやってきたようにまた一からごみ処理の建設候補地を市内で探していくだけでは到底間に合わない」と訴えます。小泉氏は市長選には2007年に続いて2回目の挑戦で、4年前から二枚橋への処理施設の建設は難しいと訴えていたと主張しています。市内に新たな用地を確保するのは困難だとして、他の自治体と連携して安定したごみ処理体制をつくるとして「うまくいかなかった二枚橋での建設計画を切り替えていく。他の焼却場に共同処理を率直に相談して、しっかりと確立していくつもり。ごみの減量についても積極的に市が関わり、大きく進めたい」と支持を訴えます。
 小金井市の有権者は「小金井市のごみのことは小金井の中できちっと解決していかなくてはいけない」「東京都で一番遅れている市で恥ずかしい話。みんなで投票率上げたい」などと話します。ごみ問題が大きな争点となる中、有権者はどのような選択をするのか。注目の小金井市長選挙は18日に投票が行われ、即日開票されます。

■小金井市長選挙 立候補者(届け出順・敬称略)
斎藤康夫(56,無・新)
野村隆(58,無・新)
稲葉孝彦(67,無・元 推薦=自民・公明)
小泉民未嗣(33,無・新 推薦=共産)