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さよなら、昭和… 立川「第一デパート」閉店

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2012年5月15日


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 JR立川駅北口にある商業施設「第一デパート」がきょう閉店の日を迎え、46年の歴史に幕を下ろしました。
 第一デパートは1966年、火災で焼失した商店街の店主らがその跡地に建設した商業施設です。開店当時は食料品や婦人服など80店舗が入り、駅前という好立地から多くの人でにぎわいました。しかし、駅ビルのルミネや大型商業施設が次々と立川に出店する中、業績が悪化し、店舗数も減りました。老朽化による耐震性の問題やJR立川駅北口の再開発のため閉店が決まり、最後まで残ったおよそ20店舗がきょう、閉店の日を迎えました。来店客は「子どもが小さいときにいつもお世話になっていました」「寂しいね、ここ長かったからね」などと話していました。
 デパートの開業当時からある飲食店・サンモリノには、閉店を惜しむ常連客が続々と訪れました。“立川で3番目にうまい店”の看板を掲げるこの店は、ミートソースやナポリタンなど昔ながらの味で人気を集めていた名物店です。常連客は「無くなっちゃうの寂しいですね」「家庭の味というか、すごく温かい感じがして好きな店だったので残念」などと話していました。サンモリノの店長は「(第一デパートは)人生の半分以上の、私の命ですね。感謝の2文字しかない」と話しました。
 第一デパートは来月ごろから取り壊しが始まり、跡地には地上32階建ての複合ビルが建設される予定です。第一デパートのマネージャー・菊池昭男さんは「営業成績とビルの老朽と両方に心を砕いて本日を迎えました。閉店のポスターが欲しいとか昔からファンで来ていたとか電話を頂きましたけど、商売冥利に尽きます。ありがとうございました」と話しました。
 高さおよそ130メートルの新しいビルには家電量販店大手のヤマダ電機や住宅が入る予定です。また、駅の自由通路とつながる広場の整備やデッキの延伸で利便性・回遊性の向上を図り、2015年度の完成を目指すということです。