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サザエさん銅像 波平の“毛”抜かれる

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2012年5月21日


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 世田谷区の桜新町は漫画・サザエさんの作者、長谷川町子さんが晩年を過ごしたということでサザエさんを使った街づくりを進めています。この桜新町に3月下旬に設置されたサザエさん一家の銅像で、今月に入ってから2度にわたり、波平さんの髪の毛が抜かれる事態が起きています。

 駅前に設置されたサザエさん一家の銅像はワカメちゃん、カツオくん、波平さんと並んでいますが、その波平さんの頭にあるはずの毛が抜けてしまっています。街では「なくなりました?とうとう? よく皆さん触ってましたよね」という声や「頭のこれ、ないですね」「毛が1本、足りないですね」「頭に毛が1本ない…。えーっ、取られちゃったの?」と驚きの声などが聞かれました。
 銅像はサザエさんとのつながりが深い桜新町の駅前に3月下旬、都と区の補助を受けて商店街が設置しました。波平さんの髪の毛は丈夫なステンレスでできていて、ペンチで切ろうとしても簡単には切れない“剛毛”だと当時話題になりました。それからわずか2ヵ月もたたないうちに、その毛は波平さんの頭から姿を消しました。人々からは「そういういたずら、駄目だね。桜新町のアイドルだもの」「あるからこそ、波平さんという感じですよね」「せっかく1本、あれがトレードマークなのに抜いちゃうなんてかわいそう」といった声も聞かれます。桜新町商店街振興組合の坂口賢一理事長は「設置された直後からいたずらされた形跡はあったので、いつか抜かれちゃうんじゃないかなという感じはあったんですが、ちょっと早い。この先たびたびこういうことがあると困ってしまう」と話します。
 実は、これが最初ではありません。今月初めにも髪の毛が抜かれていて、1週間ほど前に“植毛”したばかりでした。波平さんの髪の毛を直したのは近くの不動産屋さんで、髪の毛がなくなったときに備えて予備を保管していました。商店街振興組合の坂口理事長は「だからといって、安易に抜いてはいけません」と訴えます。
 いまや観光客にもおなじみとなり地元の人たちに広く親しまれているサザエさん一家の銅像のため、商店街ではいまのところ被害届を出すことは考えていないものの、今後このようなことが二度と繰り返されないよう呼び掛けています。