TOKYO MX NEWS
前のニュース

都営大江戸線で 見えない障害のための“新マーク”

次のニュース
2012年11月5日


動画
 義足や人工関節を使用するなど外見からは分かりにくい障害のある人に対して配慮してもらおうと、東京都では新しいマークを作成し都営大江戸線で使用を始めました。新しいマークは優先席マークの隣に貼られていて、赤と白で非常に分かりやすいデザインになっています。
 「ヘルプマーク」と名付けられたこのマークは、心臓疾患や人工透析など外見からは分からない障害がある人や妊娠初期の人などが、電車で優先席に座りやすくなるようにしたものです。現在このような障害者はおよそ12万人いることから、都は障害者支援としては初めて独自のマークを作成しました。都・福祉保健局の藤井麻里子さんは「例えば優先席に座っていたときに『若いのになんでここに座っているんだ』と、周囲の人から非難されるということがあったと聞いている。都内の多くの方にこのマークのことを知ってもらい、実際にこのマークを付けている方が周囲に理解いただけるよう、都として周知を図りたい」と話します。
 ヘルプマークは「他の人にも分かってもらえるように」と名刺ほどのやや大きいデザインで、かばんなどに付けることもできます。5万個製作していて、配布開始から10日間でおよそ1900個が配られたということです。都は来年度からは大江戸線のみならず、他の都営電車でもヘルプマークを活用していきたいとしています。

 ヘルプマークの導入は、自身も人工股関節を使用している都議会議員がことし3月に行われた都議会予算特別委員会で提言したことがきっかけになっているということです。都にはこれまでに問い合わせが100件以上来ているということで、反響の大きさがうかがえます。