アトリウムコンサートの趣旨およびコンセプト

　・新しい都市の創造を文化芸術の面より深化させていく
　･未来を担う若く才能豊かな芸術家・音楽家を広く登用し、自己啓発の場とする
　　（一回でも多く、一時間でも多く出演して頂き、聴衆との接点を広く持つようにする）
　･無料のコンサートにより、広く様々な人々と文化・芸術の共有を目指す
　　（商業主義を排し、芸術そのものを視聴者へストレートに伝えていく）
　･あくまでも『生の音』にこだわり、電気媒体を通さない楽器本来の音を楽しむ
　　（私たちの身の回りで鳴り響く音は９０％以上がスピーカーを通してのものであり、生の音への感受性が弱くなっているため）
　･年間を通してテーマ性のあるコンサートを開催し、特徴を持たせる
　　　９７年度：シューベルト生誕２００年にちなむシューベルティアーデ
　　　９８年度：ベートーヴェンソナタ全曲連続演奏　（５０回記念コンサート含む）
　　　９９年度：モーツァルト特集・ショパン没後１５０年特集
　　　２０００年度：バッハ特集　（２年間／奇数月）
　･クラシックの様々なジャンル（フルオーケストラ以外）に於けるバロック（ルネッサンス期含む）音楽から現代音楽まで幅広く紹介するソロ、室内楽、声楽、重唱、合唱、小編成オーケストラ等

第４回コンサート（１９９７年６月）

第17回コンサート（１９９７年１２月）

第８４回コンサート（２０００年１２月）

21世紀の未来型情報都市づくりを目指す臨海副都心。その開発を先導し、国際化、情報化に即応する
戦略拠点として株式会社東京テレポートセンターは臨海副都心の青海地区にテレコムセンターを建設しました。
テレコムセンターでは、マルチメディア時代に対応した通信・情報関連事業の整備を進めるとともに、安全で
快適な文化的な街づくりのための事業を展開しています。
このテレコムセンターには１階から５階までの大きな吹き抜け空間であるアトリウムがあり、
様々な社会交流空間を形成し、人・情報そして文化芸術の交流の場として広く利用されています。

私ども東京テレポートセンターではこのテレコムセンターの大きなアトリウムを文化芸術の交流空間として
「駅コン」ならぬ「アトリウムコンサート」を開催しています。
平成９年４月よりスタートし、月１回の割合で開いています。
年度毎に特徴のあるテーマを設定し、場当たり的なコンサートではなく、
一本筋の通った内容で展開しております。
会場となるテレコムセンターのアトリウムは、もとより専門のコンサートホールではありませんので、
ご出演される皆様には多少違和感があるかも知れません。
ただ、音楽をはじめとする芸術が人々に与える豊かな果実を私たちは知っています。
是非、貴男・貴女の感性豊かな芸術をこの大きなアトリウムでご披露して下さい。

聴衆の前で演奏することは１００回のレッスンにもまさる大きな自己啓発になると信じます。
東京テレポートセンターでは皆様のような才能豊かな若い音楽家の方々に一回でも、一時間でも多く
ご自身の表現芸術の発表の場としてテレコムセンターのアトリウムをご利用頂きたくご案内申し上げます。

第８４回コンサート（２０００年１２月）

第１０４回コンサート（２００２年７月）

第１０４回コンサート（２００２年７月）