*2006.09.27up*
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――― 歌手として37年目、お姉さんの安田祥子さんとの童謡コンサートも20年目を迎え 多い時には年間150本もステージをこなしていらっしゃるそうですが、「継続すること」のすばらしさに感服いたします。 長く仕事を続けていくために、どのようなご努力をなさっているのでしょう?
いちばん大事なのは、喉を守り続けながら、歌う場をキープし続けること。 それを基点にして、暮らし、食生活、健康、女性ですからやはり美容面において加齢をなるべく食い止める努力など、 日々のすべてが「歌い続ける」ことにつながっています。喉を守るために、お酒はほどほど。 若いときはそれなりに飲みましたが(笑)、年齢とともに欲しくなくなりました。 飲んで翌日辛い思いをするのはイヤだという思いのほうが、先に立つようになったんです。 食生活では、不足しがちなものをどう補うか。最近はお魚やお肉は少なめにして、その分、ビタミンたっぷりの野菜をたくさんとるようにしています。 自分のライフスタイルが変わっていくに従って、各方面の先生と出会う機会も生まれ、いろいろ教えていただいたり、自分なりに情報を得る努力をするようになりました。 それと、ストレスがあると喉がしまって声の出が悪くなるので、なるべくストレスをためないようにしています。――― 女優としても活躍なさっていますが、コメディーなどで発揮なさっているひょうきんな面や、なんともいえない「おかしみ」も魅力だと思います。 "素"のご自身にも、やはりそういう面がおありなんでしょうね。
家の中で、一人でコメディーみたいなことはやっていませんよ。アハハハ。それじゃあ、おかしな人になってしまいますから。 でも、やっぱりそういう資質というかキャラクターはあるんでしょうね。 芝居では、いただいた役どころを「演じる」わけですが、自分の中にまったくないものは、なかなか出せません。 特にテレビでの演技は、"作る"ことに限界があって、どこかで作っているウソが見えてしまうと思います。――――― 特にコメディー的なお芝居に出ていらっしゃる由紀さんを拝見していると、とても気持ちがなごみ、なんとなくホッした気分になります。 その根底には、人に対する気遣いの細やかさがあるのではないかという気がするのですが。
たとえば仕事のチームは、私を中心にいろいろな人たちが働いてくれているわけですから、どうしたらみんなが働きやすい状態になるか、といったことは、普段から考えています。 毎日顔をあわせている事務所のスタッフの顔色が悪かったら、どうしたのかなと思って声をかける。 そういう目配りは、いい状態で仕事を続けていくために大事なこと。皆さんの力を上手に借りるにはどうしたらいいか。 長い間、仕事をしている間に身についたと思います。――― お姉さまとの童謡コンサートも20周年という区切りを迎え、これからまた新しいことに挑戦なさりたいとか。どんなことを始めるご予定ですか?
姉とのコンサートは、この秋、2000回目を迎えます。ひとつの節目なので、これからはこのコンサートも新しい展開にしていかないといけないと思います。
それと同時に、姉は姉、私は私の個々の魅力も出していかないと。そのひとつとして、私は自分の歌謡曲をもう一度歌いなおすコンサートを始めました。
過去の財産に、もう一度、命を吹き込みたいと思って、自分の息子と言ってもいいような若い方にアレンジをお願いしたんですよ。
若いアーティストが感じる新しい「夜明けのスキャット」や「恋文」を作ってほしい、と。
先日のコンサートでは、おかげさまで好評をいただきましたし、もともとの原曲を知っている方も高い評価をくださいました。
その方向性がいいかどうかは、私が決めることではなく、時代とお客様が決めることです。
もし、受け入れていただけるのなら、これからもどんどん新しいことにチャレンジし続けたいですね。
その"始めの一歩"を今年、踏み出せたことは、私にとっていいエネルギーになっています。
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――― 歳を重ねるにしたがって、守りに入る方もいると思いますが、幾つになっても新しいことにチャレンジし続ける姿勢が、きっとイキイキとした若々しさにつながっているんでしょうね。 その「チャレンジし続ける」エネルギーは、どこから得ているのでしょう?
それは確かに大変なことなんです。だからといって今の状況に甘んじて、「これでいいわ」と思ったら、先はありませんよね。 私の場合、新しい出会いによって刺激を受けることも少なくありません。 たとえば今年は、来年のお正月に封切りになる「魂萌え!」という映画にも出演し、阪本順治監督と初めてお仕事をしました。 その現場で、彼のみずみずしい繊細な感性に触れたとき、映画以外の仕事にも返ってくる何か――新しい息吹をもらって蘇るとでもいえばいいのか――そんな瞬間があったんです。 結局、求めていく努力をする原動力は、「今の自分に満足しない」ということなんでしょうね。――― 由紀さおりさんは、声の透明感と抜けるように白い肌がトレードマークですが、お肌を守るためにはどんなことに気をつけていらっしゃいますか?
まず何よりも、「日に焼かない」。紫外線が強い季節は、なるべく外に出ないようにしています。 でも夏だけではなく、2、3月の日差しも油断できないですね。 1度スペインロケに行って、紫外線アレルギーみたいになったことがあって、1年ぐらい、お医者さまに通いました。 ハワイでも日傘をさして完全防備をしていたら、友人から、「だったら、なんでハワイに来たの?」と笑われました(笑)。 「青い海を見たいのよ」と答えたんですけどね。それと、疲れを残さないこと。 やっぱりストレスと疲れは、声にもお肌にも大敵ですから。そのためになるべく8時間、睡眠を確保するようにしています 。また、時代の要求と技術の革新で、どんどん新しいものが生み出されていきますよね。 スキンケアにしてもそうですが、新しいものはぜひ知りたいし、人に勧められるととりあえず試してみて、自分に合うかどうかを判断します。 そういう努力は、かなりしていますよ。
インタビュー/テキスト 篠藤ゆり


姉とのコンサートは、この秋、2000回目を迎えます。ひとつの節目なので、これからはこのコンサートも新しい展開にしていかないといけないと思います。
それと同時に、姉は姉、私は私の個々の魅力も出していかないと。そのひとつとして、私は自分の歌謡曲をもう一度歌いなおすコンサートを始めました。
過去の財産に、もう一度、命を吹き込みたいと思って、自分の息子と言ってもいいような若い方にアレンジをお願いしたんですよ。
若いアーティストが感じる新しい「夜明けのスキャット」や「恋文」を作ってほしい、と。
先日のコンサートでは、おかげさまで好評をいただきましたし、もともとの原曲を知っている方も高い評価をくださいました。
その方向性がいいかどうかは、私が決めることではなく、時代とお客様が決めることです。
もし、受け入れていただけるのなら、これからもどんどん新しいことにチャレンジし続けたいですね。
その"始めの一歩"を今年、踏み出せたことは、私にとっていいエネルギーになっています。
