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《特集・都知事選》 築地市場移転の是非は?

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2007年4月3日
 都知事選の投開票日まであと5日になりました。今回の選挙戦では築地市場の移転の是非も争点の一つになっています。吉田、浅野、黒川の各氏が反対を訴える一方、石原氏はこのテーマについて多くを語っていません。
 「都民の台所」として親しまれている築地市場。開場から70年以上が経ち、設備の老朽化が激しくなっています。現在の場所で再整備することは難しいと、東京都は2001年に江東区豊洲の東京ガス工場跡地への移転を決定しました。その後、予定地の土壌から発がん性物質などが検出され反対の声が高まりましたが、都は土壌の入れ替えやアスファルト舗装によって「安全は確保される」として2012年度中の移転を目指しています。
 浅野氏は当初態度を保留していましたが、選挙戦中盤になって、「当事者が汚染を訴えている以上は難しい」と移転反対を明言しました。
 移転計画はその後の大型開発を目的にしたものだとして反対を訴えるのは吉田氏です。「もともと移転計画には反対。オリンピック・再開発の名で、この市場をどかしてしまおうというものだと見ている」と述べ、土壌汚染が問題になる以前からの一貫した姿勢をアピールしています。
 また、黒川氏も「下町の文化を守りたい」と移転反対を訴えます、会見では「市場の移転には反対。2層にしてトラックが上がれるようにしたら面積が2倍になる。それによって築地の周りの下町が残る」と述べました。
 一方、「土壌汚染には十分な対策をしてきた」と従来の計画を進める考えを示していた石原氏。先月の定例会見で専門家による再調査を検討する意向を示しましたが、街頭では移転問題に触れていません。石原氏は「無視してやるわけにはいかないけど、かといって今の築地は絶対に使いません」といいます。
 急に、選挙の争点となった感のある移転問題。市場関係者の中でも反応はさまざまです。市場を考える会・野末副会長は「反対に対しては大歓迎。もっときちんとした中でフェアに、オープンに、いろんな問題をやってもらいたい。土壌汚染に対して都民の安心・安全を正しく計れて、完璧にそういうことを言っていただける人たちはみんな応援します」と話します。一方、築地本場青果卸売協同組合・大澤理事長は「我々だって築地の食文化はなくしたくないと思ってます。でもご覧の通り古い汚い市場ですから。やむなく行くというのもありますけど、やはり近代的な市場でなくてはこれからはいけないんじゃないだろうか」と話します。
 東京都は移転後の跡地にオリンピックのメディアセンター建設を予定しています。もう一つの争点・オリンピック招致の是非にも絡む築地の移転問題。「食の安全」というテーマに有権者はどのような判断を下すのでしょうか。

■東京都知事選挙 立候補者(届け出順・敬称略)
 山口節生(57、諸・新)
 吉田万三(59、無・新=共産推薦)
 外山恒一(36、無・新)
 石原慎太郎(74、無・現)
 浅野史郎(59、無・新)
 黒川紀章(73、諸・新)
 ドクター・中松(78、無・新)
 高橋満(61、無・新)
 佐々木崇徳(64、無・新)
 桜金造(50、無・新)
 高島龍峰(71、無・新)
 内川久美子(49、無・新)
 鞠子公一郎(33、無・新)
 雄上統(65、無・新)
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